お知らせ

農地を転用するには、注意する点が多くある(第一弾)。

農地転用で注意すべきこと
農地を転用する土地を選ぶ際にはまず最初にチェックすべき点は

◆「隣接地が農地かどうか」 です。


 ※農地は、宅地のように塀やコンクリートブロック、フェンスなどで囲むことはあまりないので、隣接地の状況に大きく影響を受けます。





例)隣も「田」である自分の「田」を転用する場合

・ 水を大量に必要とする「田」は、水の流れを管理するために、道路から見て「低い位置」にあります。
 そのため、転用の際は、大量の土を入れることも多いです。

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 そうすると、隣の「田」に土が流入してはいけませんので、土をとどめるためのしっかりとした「壁」を作る必要が出てきます。
 隣が「畑」であれば、使う水の量が違うため、若干水の問題は和らぎます。→隣接地は「田」より「畑」がお勧めです。


・日照の問題もあります。
 建物を建てるとなると、日陰が出ますので、それが隣接地にかかってしまうと作物の生育に影響が出る可能性が出てきます。


・「田」を「宅地」に転用後、建物を建てる場合、まずライフラインを考えなければなりません。
 「上水道」「下水道」といったライフラインを「引く」場合は、特に注意が必要です。
 隣接地が農地の場合、万が一にも「生活排水」が流れ込んではいけません。
 「道路側溝」があるのかどうかも大切なことです。
  ※浄化した水や転用した土地に降った雨水を集めて排水する「道路側溝」の存在は欠かせません。
 
 <重要>
 建物の「境界線」をハッキリと決めることです(隣地が農地の場合は、境界線があいまいなことも多いです)
 →「確定測量」をなさることお勧めします。
 
   などなど、第一弾で注意点をいくつかお話しました。まだまだありますので、次回以降に掲載します。

従って、隣接地が農地の場合の転用は、隣接地の所有者や耕作者の同意が、必須です