なぜ、合同会社の設立が増えているのか?そのメリットを見てみよう! その1
<合同会社を設立するメリット その1>
〇合同会社の設立にかかる費用と期間は、株式会社のそれと比べて半分ほどの「額」「期間」で済みます。
・株式会社の場合は、定款を作成して公証人の認証を受ける必要があります(5万円/件)。さらに謄本代手数料が約2千円ほどかかります。
・一方合同会社は定款の作成は必要ですが、公証人の認証は必要ないので、
認証手数料と謄本代の5万2千円は不要。
・合同会社の設立登記に関する登録免許税の金額は、資本金の1,000分の7もしくは6万円のいずれか高い金額です。つまり、資本金の額が857万円までは登録免許税は6万円になります。ちなみに株式会社の場合は、資本金の1,000分の7もしくは15万円のいずれか高い金額です。
・合同会社はおおむね1週間程度で設立登記が可能です。これに対して、株式会社は、登記完了まで最低2週間程度は必要でしょう。
〇社会的信用が上がる。
・取引
個人事業主と比べて、情報が得やすいため取引がされやすい
登記所に行けば誰でも「登記事項証明書」を取得することができるため、会社の称号、本店の所在地、目的、役員構成、代表社員の氏名及び住所がわかります。個人事業主は「開業届出書」の提出義務はあるものの登記の義務はありませんので、安心感の点から「取引されやすい」と考えられます。
・融資
株式会社と比べて信用力で大差ない(商工中金の評価)
・雇用
個人事業主より従業員を採用しやすい